皿倉山からの夜景、行き方と料金

旅日記

北九州市のシンボルでもある「皿倉山」、日本新三大夜景に選ばれて以来、一時期減り続けていた観光客も少しづつ増え続け、頂上から望む北九州市の夜景を見ようと多くの観光客が訪れています。

2020年に入ってからは新型コロナウイルスの影響もあり、他の観光地同様に訪れる人も激減していましたが、「Go To トラベル」キャンペーンの相乗効果もあり、9月現在では前年比の7割ぐらいまでは回復しているといわれています。

季節的にも今からは、紅葉シーズンにも入り、夏場と違い空気が澄み切ることが多くなり、最高の夜景が見れるのでしょう。

今回は長い自粛生活ということもあり、気分転換も兼ねて、夜の皿倉山に登ってきました。

何度訪れても飽きないすてきな場所です。ここから見る夜景は本当にスケールが大きく、限りなく広がる光の動線に圧倒されてしまいますね。

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皿倉山という名の山

皿倉山からの夜景(夕暮れ)

皿倉山からの夜景(夕暮れ)

皿倉山は先にも記したように、標高622m、北九州市八幡東区に位置する山です。

権現山・帆柱山・花尾山などと共に帆柱連山を形成し、昔から北九州市の観光名所でした。

しかしながら、鳴かず飛ばずの観光地であったことも確かです。

戦後の高度成長期からは、八幡製鉄所を中心とした洞海湾を囲むようにできた北九州工業地帯。

ものづくり、産業の街として栄えてきたこの街に、観光とは無縁の風景が広がり、昭和の時代を支えてきた重工業産業も、八幡製鉄所(現、日本製鉄)の撤退を境に衰退していきます。

平成に入ってからは、環境保護に力を入れ出した北九州市。

門司港レトロ

門司港レトロ

また、観光開発をほとんど進めてこなかったこの街が、180度方向転換を行い、産業を観光資源の一部と位置づけ、PRを行っていきます。

その代表的な観光地が、1988年に門司港駅舎が国の重要文化財に指定されたことを契機に、地区内に残る歴史的建造物を生かした観光地としての整備が行われた「門司港レトロ」。

1995年(平成7年)3月にグランドオープンし、現在は年間200万人以上の観光客を集めています。

また、観光資源の目玉として誘致された「スペース・ワールド」。

2010年4月に開園し、日本全国に話題を呼びました。

修学旅行の拠点としても活用され、海外からも多くの観光客が集まり、年間200万人近くの観光客が訪れていました。

ただ、繁栄は長くつづくものではありませんでした。

1997年の216万人を境に徐々に衰退を始めます。

2004年には300億円以上の累積損失をだし、2005年には営業権を新日本製鉄から加森観光に譲渡しました。

再建の一環として、ザターンという名前で急加速型のジェットコースターを導入。

年を追うごとに入場者数も増加に転じて、2016年には過去最高益を達成しています。

ただ、同年12月、突然発表されたスペースワールド閉園宣言、これを聞いたときは私もショックでした。

理由については色々なことが言われましたが、日本全国にあったテーマパークが次々と閉園していく中で、唯一生き残りをかけた戦略を展開し、収益を黒字化させた施設です。

現在は、施設全体が解体され更地になっています。2021年にはイオンの商業施設が開店するとのこと。

時代とともに少しづつ風景が変わっていきます。

山手を見ると、すぐ近くに北九州市の移り変わりを、昔から見渡してきた皿倉山が見守っています。

よく、「時代の変貌」と言いますが、この山は北九州市の歴史をすべて知る、そして、これからもこの街の発展と衰退を見届けてくれる山だと感じています。

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新型ケーブルカーで行く皿倉山

皿倉山からの夜景

皿倉山からの夜景

2018年10月、北九州市は「日本新三大夜景」に認定されました。

夜景の観光資源化を目指す一般社団法人「夜景観光コンベンション・ビューロー」が認定する「新日本三大夜景」が発表されてもうすぐ2年、北九州の夜景が第3位に入ったことに対しては賛否両論ありました。

長崎市の稲佐山からの夜景、函館市の函館山から見る夜景は本当に素晴らしいと実感しています。

また、それ以上に日本全国にはすばらしい夜景スポットが点在するのは確かです。

当然、地域の方々はその地のすばらしさを知っているし、それぞれの思い出や情景が絡み合って、忘れられない場所になっていくのだと思います。

私もこの「皿倉山」や北九州市若松区に位置する「高塔山公園」には若き日々の思い出がたくさん詰まっている場所でもあります。

皿倉山までのアクセス

皿倉山ケーブルカー山麓駅

皿倉山ケーブルカー山麓駅

さて、この皿倉山までのアクセスですが、土地勘がある方はある程度理解はできると思いますが、山麓駅にたどりつく道程は意外と狭い道路が続きます。

皿倉山マップ

皿倉山マップ

また、住宅地を通り、生活道路になっていますので注意が必要です。

車にナビがついていれば迷うことなくいけますが、地図だけで行くとわかりずらい道筋ですね。

交差点には随時看板が出ているので、見逃さなければ迷うことはないはずです。

JRを利用される方は、八幡駅下車後、無料のシャトルバスが運行されているので、利用すると便利ですね。

新型ケーブルカーと絶景のスロープカー、時刻と料金

皿倉山ケーブルカー

皿倉山ケーブルカー

皿倉山に登るには3つの方法があります。

まずはケーブルカーとスロープカーを乗り継いで頂上の展望台まで行く方法。

車で8合目まで行き頂上までは徒歩で行く方法。

最後は山麓駅に車を止めて徒歩で山頂を目指す方法。

徒歩を含めるとケーブルカーやスロープカーの料金はかからないので格安ですが、山麓駅から歩いて上ると約1時間30分ぐらいはかかります。(あくまでも健康な人)

また、車で8合目まで行き、皿倉山ビジターセンターの駐車場に車を止めて展望台まで10分ほど歩くことになります。

さらに金土日祝の18時から次の日の10時までは車両通行止めになるので注意が必要ですね。登山道路は狭く車同士がすれ違うことができないところもあり、路面も悪く得策ではありません。

山麓駅前の駐車料金は200円です。昔は無料で止められたのですが、立体駐車場に変わってからは有料となっています。

駐車台数は160台で、最悪満車の時は少し待つしかないですが、駅の敷地内にも駐車スペースがありますが、身障者用なのであまり止めない方がいいでしょう。

さて、ケーブルカーとスロープカーの往復通し券は、大人1230円、小人630円となっています。また、季節や平日、そして土日祝日も運行時間が若干異なるので注意が必要ですね。

4月~10月 10時~22時(上り最終21時20分発)
11月~3月 10時~20時(上り最終19時20分発)

上記の時間はケーブルカーの時間ですが、スロープカーはケーブルカーの運行と連動しているので安心です。

皿倉山ケーブルカー時刻表

皿倉山ケーブルカー時刻表

定休日は毎週火曜日、その日が祝日やイベント開催日は営業しています。

詳しくはネット検索で「皿倉山ケーブルカー」と検索すれば、トップにホームページが出てきます。

ケーブルカーは現在新型車両に代わっていて、スイスCWA社製を2台導入、北九州市も財政減少の中、大枚をはたいて頑張りましたね~!

ということで、はるか号(黄)かなた号(青)というネーミングで運行されています。

近くで見ると写真で見るよりも大きく、旧型から比べると格段に良くなりました。

定員は112名と書いていますが、実際には70名前後が限界ではと感じます。

座席が30席ぐらいしかないのでほとんどが立ち見の状態になります。これで100名も乗れば身動きがとれない状態になるし、なんかいやですよね。

さて、このケーブルカーは、開業当初から58年間「帆柱ケーブル」という名前でした。

たしか2015年だったと思いますが名称が「皿倉山ケーブルカー」に変わったというニュースを耳にした記憶があります。

運行距離は約1100m、高低差は440m、この距離を登りで6分、下りで5分で結んでいます。

斜度は最大28度あり、最前列で眺めるとけっこう迫力がありますよ。

ただ、ケーブルカーからの眺めは期待したほど多くはありません。

路線上は樹木に囲まれており、石垣も多く、180度見渡すというわけにはいきません。

紅葉の時期はいいですね。夜間は見えませんが、日中にケーブルカーに乗ると間地かで紅く染まった樹木を見ることができます。

皿倉山スロープカー

皿倉山スロープカー

夜は少し沿線上にイルミネーションなんかすると、SNSなんかに投稿されて話題を呼び、もっとお客さんが来るのではと思ったりもしますが、いかがなもんでしょう^^

山頂駅(8合目)に到着するとすぐにスロープカー乗り継ぎます。

ケーブルカーとスロープカーは連動しているので、到着するとそのまま乗れるようになっていますからね。

皿倉山からの夜景

皿倉山からの夜景

スロープカーは全面ガラス張り、山頂駅を出発して頂上の駅まで約3分の道のりですが、スロープカーが急斜面を登っていくにつれて、素晴らしい景色が目の前に現れます。

ここまで来ると、やはり素晴らしいの一言につきます。

さて、スロープカーを降りて階段を上って展望台へと向かいます。エレベーターも完備しているので、階段がきつい方や車いすの方でも簡単に展望台に行くことができます。

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展望台から見る200度の夜景と別格の恋人の聖地

皿倉山からの夜景

皿倉山からの夜景

5年も使っている古いスマホで撮っているので写りが極端に悪いのですが、ご容赦くださいね。

本当はこの写真の写りより10倍は美しいです。

皿倉山からの夜景

皿倉山からの夜景、天空ドーム

さて、展望台からの夜景はすばらしいの一言に尽きますが、左は遠賀郡、右は小倉南区まで見渡すことができ、明るいうちは絶景、夜は洞海湾を中心に広がる街並みや工場群のイルミネーションが輝き、まさしく日本新三大夜景に選ばれたことが理解できますね。

皿倉山天空ドーム

皿倉山天空ドーム

左側を見たら「天空ドーム」(恋人の聖地)が輝いています。展望台からはゆっくり歩いて5分ほどで到着します。

この場所が恋人の聖地として認定をうけたのは平成27年(2015)のことでした。

皿倉山恋人の聖地、ハートのモニュメント

皿倉山恋人の聖地、ハートのモニュメント

相変わらず人気があるみたいで、この日も山頂には50人ほどの人がいましたが、カップルはいの一番にこの天空ドームに向かっていましたね。

天空ドームの中にはハート型のモニュメントが設置されています。

御影石でできたこのモニュメントには六つの穴が空いており、カップルが手を差し込み、お互いの手をつないだ状態でハートをのぞくと、“愛(あい)”とかけて沖合の藍島(あいのしま)が見えるような仕掛けとなっています。

まあ、いつものうたい文句ですが、ここからの景色も最高ですよ。

見渡せば200度近い感覚で、北九州市から下関市までの夜景や景色を一望することができます。

私たちからしたら「恋人ドーム」というよりは、展望ドームですな^^

夜景を見ながらのディナー

皿倉山展望台、カフェマウンテン

皿倉山展望台、カフェマウンテン

さて、展望台の下にはカフェレストラン「カフェ・マウンテン」があります。

カフェとはいってもごく普通の食堂と思っていただければいいと思います。

カフェマウンテン、名物焼きカレー

カフェマウンテン、名物焼きカレー

カフェマウンテン、ガレット

カフェマウンテン、ガレット

カフェマウンテンメニュー

カフェマウンテンメニュー

窓際にテーブルに座るとガラス越しに素晴らしい夜景を見ることもできるので、食事や休憩に立ち寄られてはいいかがでしょうか。

山頂にあるレストランにしては、そんなに高くもなく良心的ですよね。

ちょうど、お腹もすいていたので立ち寄って夜景を見ながら食事をしてみました。いい雰囲気ですよ。

窓際の席に座れば、ガラス越しに展望台と同じような夜景を見ることができ、冬場は寒さを感じることもなく、食事をしながら素敵な時間を過ごすことができます。

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まとめ、皿倉山からの夜景、行き方と料金

今回はコロナ禍の中、気晴らしに皿倉山の夜景を堪能しました。

昭和の時代から夜景スポットとして有名でしたが、今ほど活気がある場所ではありませんでた。

学生のころは、歩いて山頂まで登り、初日の出や夜景を楽しみましたね。

徒歩で山麓駅からゆっくり歩いても約2時間ぐらいでたどり着きます。私にとっては、思い出がいっぱい詰まった山ですよ!

相変わらず天気のいい日中は登山客も多く、上りは歩いて、下りはケーブルカーを利用する方も多いとのことです。

冬になると標高600mの山頂は極寒の寒さですからね。防寒着は絶対に必要になってきます。

暖房の効いたレストランやその隣にある休憩所からもガラス越しに素晴らしい夜景が堪能できます。

また、冬期は空気も澄み切っていて、より一層の夜景を楽しむことができるはずです。

是非一度、この「皿倉山」の絶景を見に来ていただければと思います。

最後に北九州市の公式PR動画、「皿倉山」のPR動画を貼っておきます。

2分程度の動画ですが、皿倉山がどんなところかわかると思います。

よかったらご覧になってくださいね。

また、ご機会があればお寄りいただければ幸いです。今日は最後までお読みいただきありがとうございました。

※日本の歴史・温泉開湯ヒストリー・生活・政治経済のサイトも見てくださいね!

 

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